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支援事例

教育研修

事業承継を機に挑む「全社一丸の意識改革」各階層の役割再定義で創る、次代を支える自律型組織

【業種・業界】
総合設備工事業
【エリア】
下越
【企業規模】
50名以下

事例概要

項目内容
支援サービス名階層別研修(管理職・中堅社員・一般社員)
開催回数それぞれの階層で各3回(計9回)
対象者従業員29名

新体制への移行と未来を創るための「組織の再定義」

今回の支援は、社長交代から1年という事業承継の大きな節目において実施されました。これまで築き上げてきた組織の土台を大切に受け継ぎながら、新体制のもとで「社員一人ひとりが自ら考え、動く自走型組織」へと進化させることが本研修最大の目的です。変革を推進する上で、長年の『思考の慣習』と役割認識の欠如が、全社的な課題となっていました。

組織の自走化を阻む、各階層の課題

  • 管理職層(部長・役員):組織風土により、管理職自身も「自ら考え、判断する」ことへの苦手意識が定着していました。特に部長・副部長クラスが自律的に組織を牽引するためのマインドセットが課題となっていました。
  • 中堅層(50代中心):中堅社員としての明確な役割認識が不足しており、また、従来の仕事のやり方に固執する傾向が見られました。新しい取り組みに対して前向きな姿勢を育むとともに、組織から求められている役割を正しく理解することが急務となっていました。
  • 一般社員層(若手):自ら考え、意見を発信する力が不足しており、受け身の姿勢が目立っていました。また、社内のベテラン社員や年配のお客様との世代間ギャップにより、円滑な関係構築に壁が生じていました。

階層別の「視座」を磨き、共通言語を浸透させる連動型カリキュラム

全3回の研修では、適宜グループワークを設け、参加者同士の知識共有と対話を重視。1日目は全階層共通のキックオフ、3日目の管理職・中堅社員は同一テーマを扱いながらも、それぞれの視座に合わせたアプローチで「ハラスメント対策等の共通認識」を構築しました。

  • 管理職向け:リーダーとしてのスキルアップと決断力 「自走する組織」の先導役として、管理職自身がリーダーシップのあり方を再定義。従来の指示命令型から脱却し、自律的に考え抜く習慣化を図るとともに、部下との信頼関係を築くための具体的なスキルアップを集中的に行いました。
  • 中堅社員向け:周囲を動かす「巻き込み力」の習得 中堅社員に求められる役割を「上下をつなぐ要」と位置づけ、上司・先輩へのフォロワーシップと、後輩への適切な関わり方を整理。既存のやり方に捉われない「巻き込み力」を養い、組織の活性化を促しました。
  • 一般社員向け:期待の理解と「世代を超えて信頼される」対話術 若手社員として組織から何を期待されているかを深く理解。社内の上司・先輩や、現場で接する年配のお客様など、「上の世代から信頼されるためのコミュニケーション術」を習得しました。あわせて、セルフコンパッションを学び、折れない心と行動力を育みました。

研修後、現場に生まれた「学びを実践する」好循環

各階層全3回の継続的なアプローチと、受講者が主体的に参加できるワークを取り入れた構成により、回を追うごとに意識の明確な変化が現れました。

  • 管理職の変容: 自らの思考習慣を見直し、ハラスメントリスクを現実的に捉えられるようになりました。早速「褒める」実行宣言が出るなど、行動が具体化しています。
  • 中堅層の活性化: 「パイプ役」としての自覚が芽生え、周囲への積極的な関わりや、変化への適応に向けた意識の変化が見られました。
  • 若手の意識変化: 自分の強みを再認識し、社内外の上の世代とも前向きにコミュニケーションを取ろうとする意欲が高まりました。

【受講者の声】

管理職層

  • 「これまではなんとなく知っていた程度のことが、改めて法に触れる、ゆくゆくは会社をダメにしてしまうものなのだと現実的に捉えることができました」
  • 「褒めること、感謝すること、当たり前を当たり前と思わないことを踏まえて信頼関係をつくることが大切だとわかりました」

中堅社員層

  • 「中堅社員とはどうあるべきか考えることがなかったので、よい機会になりました」
  • 「上司や同僚、これから入るスタッフとの関わり方の再確認ができました。管理職と一般社員のパイプ役になれるように頑張ります」

一般社員層

  • 「ワークを通じて、自分の強みや課題を再認識するきっかけをいただきました」
  • 「学んだセルフコンパッションをうまく使って、より自分にプラスになる行動をしていきたいです」

【担当講師の所感】

当初は初の社内研修に消極的な様子も見られましたが、次第にワークへ能動的に取り組まれ、各々の課題を自分事として捉える真摯な姿が印象的でした。特にハラスメント対策や指導法を通じ、対話の重要性を再認識する声が多く聞かれました。今後は管理層が「話しやすい雰囲気」を率先して作り、全社員が意見を交わし高め合える、未来に向けた組織風土が醸成されることを期待しております。

まとめ

代替わりのタイミングは、これまでの慣習を見直し、新しい組織文化を浸透させる絶好の機会です。全三階層の視座を合わせ、次代を支える組織づくりの第一歩をサポートしました。

事実、こうした節目に研修を通じて組織風土改革を図る企業様は多くいらっしゃいます。当社は、同一テーマを各階層の視座に合わせてカスタマイズし、全社的な共通言語を作れる点が強みです。

「新体制に向けて社員の意識を一つにしたい」「次代を担うリーダーを育てたい」とお考えの経営者様。組織の転換期における具体的な施策として、ぜひ当社の階層別研修をご活用ください。

コンサルタント紹介

株式会社レイヤー・ミックス代表/キャリアコンサルタント

人材育成コンサルタント。採⽤⽀援会社にて新潟県内企業を中⼼に採⽤⽀援や社員育成⽀援を行う。⽀援企業数は延べ200社を超える。2023年より株式会社レイヤー・ミックスの代表取締役として、社内研修や⾵⼟改善提案まで幅広く対応。年間150件以上の企業内研修を企画・運営している。

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