支援事例

実施概要

項目	内容
業種・規模	土木、建設業・従業員100名規模
支援サービス名	管理職研修
実施時期	2025年9月、11月
対象者	管理職クラス28名

昔ながらの指導法では若手が去る？ ハラスメントリスクと世代間ギャップ解消への意識改革

お客様は下記のような課題を抱えていました。

• 世代間ギャップの深刻化： 若手社員の増加に対し、管理職の指導方法が「昔ながらのやり方」から更新されず、世代間の意識のズレが拡大していました。従業員100名規模だからこそ、管理職28名の意識統一が急務でした。
• 「人を育てる」意識の欠如： 管理職層に「入社してくる社員を大切にする」意識が乏しく、「自分のやり方を重視する」固定概念が強い状況でした。
• ハラスメントリスクの顕在化：一部で言葉遣いが荒い方も見られ、女性社員も入社してきている中で、多様な人材が働き続けてもらうための環境整備が急務となっていました。

このままでは、せっかく採用した貴重な人材の定着に悪影響が出かねず、今求められる指導法と多様性に関する概念の習得が必須でした。

組織変革を導く！「4段階実践メソッド」と少人数集中クラス編成

お客様の複合的課題に対応するため、ハラスメント・メンタルヘルスに強いベテラン講師による管理職研修をご提案。指導意識の遅れやハラスメントリスクへの対応を強化した内容で、管理職層に響くリアリティを追求しました。対象者28名を2クラスに分け、それぞれ2回、計4回の少人数制研修を実施し、濃密な議論を通じた意識変革を促す場を確保しました。

具体的な指導スキル習得のため、本研修は以下の4つの段階を経て進められ、現場で使える「生きたスキル」の定着を図りました。

• 意識醸成と土台作り： まず、管理職としての「人を育てる意識と責任」を明確にすることからスタートし、凝り固まった固定概念を崩すための土台作りを行いました。
• リスク管理セッション： その後、ハラスメントの具体的な定義と境界線を学ぶセッションへと移行し、組織のリスクを管理する意識を高めました。
• 世代間ギャップ解消「言い換え」実践： 若手が「モチベーションが下がる言葉」を「信頼を得て成長につながる言葉」に変換する「言い換えワーク」を通じて、世代間のギャップを解消するための具体的な伝え方を習得しました。
• OJT・1on1ロールプレイ： OJTの4段階法の再確認を踏まえた伝え方の工夫ロールプレイや、実際のフィードバックシーン、1on1面談を想定したロールプレイを集中的に行い、指導スキルを実践的に磨きました。

受講者が語る「ハッとする気付き」と「実践への強い意欲」

研修後、管理職層からは「部下は会社にとっての財産である」という『人を育てる意識と責任』が明確になり、部下を見る視点が変わったという声が多く聞かれました。「人を大切にする」企業文化の醸成へ、大きな一歩につながっています。

また、パワハラの具体的な事例と境界線を明確に理解したことで、「不適切な言動」への意識が大幅に高まり、リスク管理に貢献しています。現場では、「荒かった言葉遣い」や「自分のやり方を押し付ける指導」が減少し、『まずは相手の意見を聞く』という姿勢に変化。若手との会話に変化が生まれ、信頼関係の再構築が進んでいます。

【受講者の声】

• 新しい気付きが沢山あり、充実した時間でした。講師の教えに非常に高い説得力がありました。
• 当たり前のことと思っていることが現在ではNGということが多々ありました。日頃から意識していきたいと思います。
• コーチングとカウンセリングをより意識して実践していきたい。
• 相手の立場に立って物事を考えること、真心を持つことを改めて意識していきます。

写真・資料

担当コンサルタントから一言

この度は管理職変革の第一歩に携わらせていただき感謝申し上げます。ご担当者の方とも話をしているのですが、意識の変革はすぐに進むものではありません。これから数年かけて継続的に取り組んでいくことが重要であると考えています。

今回の気づきを本当の変革に繋げていけるように継続的にサポートしてまいります。

まとめ

本研修は受講者から「説得力がある」と評価され、高い満足度を達成。管理職層の「人を育てる意識と責任」への抜本的な意識改革を実現できたはずです。

私たちレイヤー・ミックスは、このような企業の複合的な悩みに合わせたオーダーメイドの研修プログラムを提供し、根本的な課題解決を支援します。

次なる成長、そして社員が安心して働ける職場づくりを具体化するために、ぜひ一度、私たちにご相談ください。

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