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未来を担う、はじめの一歩。―新入社員対象スタートアップセミナーを実施しました

2025.04.05

「社会人になるって、こういうことだったんですね!」

ある受講者のこのひとことが、研修2日間のすべてを物語っているように思えました。

2025年4月2・3日に新潟市東区プラザにて、当社が企画・運営する新入社員対象の社会人スタートアップセミナーを開催しました。受講いただいた新入社員の方は総勢27名!多様な業界・企業から集まったフレッシュな新入社員たちと、講師である山田乙葉先生がじっくりと向き合った2日間でした。

当社は社会人としての第一歩を踏み出すこの研修をとても大切にしています。それはこの時期に、単なるビジネスマナーの習得にとどまらず、「働くとは何か」「自分らしい社会人像とは」といった、より根本的な問いに向き合う機会が非常に重要であると思っているからです。

背景にある想い:”形式”よりも”姿勢”を育む

たとえば、名刺交換や敬語の使い方など、ビジネスマナーは確かに大切です。しかし、マニュアル通りに動けることよりも、「なぜそのマナーが求められているのか」「相手の立場に立つとはどういうことか」といった背景への理解が、社会人としての“姿勢”を形づくっていきます。

その意味で、今回の研修では「社会人としての心構え」を最初に取り上げました。

実際の職場では、明確な正解が存在しない状況に多く出会います。そんなとき、求められるのは“考える力”と“他者と関係を築く力”。この2日間の研修では、その出発点として、以下のようなプログラムを組み立てました。

  • 社会人としての心構え
  • ビジネスマナー(挨拶、名刺交換、電話応対など)
  • 表情と声のトーンによる印象づくり
  • ハラスメントの基礎知識
  • コミュニケーションの取り方(傾聴・伝達)
  • 主体性と目標管理の考え方

講義から対話へ:対話が生む気づきと納得感

今回の研修では、一方的な講義ではなく、「対話」を大切にしています。

研修中は、
「社会人と学生の違いってなんだろう?
「電話応対は実際にやってみると全然話せないな・・」
「マナーを完璧にするって難しいんだな・・」

などの率直な声が次々と飛び交っていましたが、少しずつ打ち解け、次第に会場の空気が柔らかくなっていくのを感じました。

講師が一方的に“正解”を伝えるのではなく、皆さん自身が悩みを口にし、仲間の声に耳を傾ける。そのプロセスを通して、「自分一人じゃない」という安心感が生まれ、それぞれの課題に向き合う姿勢が自然と育っていくと我々は考えています。

受講者の声:感じたこと、持ち帰ったこと

研修後のアンケートには、こんな声が寄せられました。

  • 「初めて会う人と社会人としての基本を学び、コミュニケーション能力とマナーを同時に身につけることができました。」
  • 「電話応対中にメモを取ることが難しかったです。研修中にはうまく取れなかったのでしっかり練習したいです。」
  • 「コミュニケーションにおいては笑顔でいることが大切であるとの教えが非常に印象的でした」

中には、「自分の無知を理解し、自覚できる大変有意義な時間になった」と書いてくれた方も。

現実には、様々なギャップがあります。しかし、その“ギャップ”を感じたこと自体が、すでに学びの証だと私たちは考えています。

新入社員の悩みに寄り添う:研修の意義

私自身もかつて、新入社員として不安と期待の入り混じる中で社会に出たひとりです。

「自分はこの会社でやっていけるのか」「先輩にどう接したらいいのか」――そんな問いを抱えながら、正解のない毎日を模索してきました。

だからこそ、今こうして若い世代に向き合う立場になった今、一番伝えたいことは「あなたは一人じゃない」ということです。

今回の研修でも、私たちは新入社員の皆さんが“まずは安心して一歩を踏み出せること”を何よりも大切にしました。

結びに:育成は未来づくり

未来は、いま目の前にいる新入社員の一歩から始まります。

彼らが安心して社会に踏み出せるように、彼らの目が未来に向かって輝くように。私たちレイヤー・ミックスは、これからも育成の現場で「対話」と「関係性」を大切にしながら、共に歩んでいきます。

「一人ひとりが、自分らしい社会人になるために」――その土壌を整えるのが、私たちの役割です。半年後の9月に今回参加された皆様とお会いできるのが今から楽しみです。