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支援事例

教育研修

意識のズレを解消し、ハラスメント・メンタルヘルスに対する戦略的予防研修事例

【業種・業界】
サービス業
【エリア】
新潟市
【企業規模】
50〜100名

事例概要

項目内容
業種・規模インフラ関連事業・従業員数80名
支援サービス名ハラスメント・メンタルヘルス研修
実施時期2025年10月
対象者一般職員 35名、管理職 18名(計53名)

【顕在化前の組織リスク】マネジメントと現場を分断する意識のギャップ

お客様は下記のような課題を抱えていました。

  1. マネジメントと現場の「意識のズレ」:管理職と一般職員の間で、ハラスメントや職場コミュニケーションに関する価値観に大きなギャップがあり、風通しの悪化、訴訟リスク、生産性低下に繋がる潜在的リスクを抱えていました。
  2. 基礎知識の不足:従業員が体系的な研修経験に乏しく、ハラスメント定義やメンタルヘルスに関する最新の基礎知識、価値観の多様化といった時代の変化に対しての理解が不足していました。
  3. リスク顕在化前に講じる戦略的予防教育:メンタルヘルス不調、リスクを予防するため、早期の段階で戦略的かつ全社的な意識改革・予防教育が急務と判断し、研修を行うことを決定しました。

【効果の最大化】課題に直結した戦略的プログラム設計

潜在リスク解消のため、研修は一般職員と管理職の階層別で実施。ハラスメント・メンタルヘルス基礎知識に加え、DESC法やアサーティブコミュニケーションを学ぶグループワーク中心のプログラムで、「知識」ではなく「行動」の習得に重点を置きました。管理職向けには、離職防止とリスク回避につながる部下との接し方や価値観の受容を議論。一般職員向けには、組織内での円滑な立ち居振る舞い方を指導し、全社的な予防体制構築を推進しました。

【意識改革の実現】加害者意識の獲得と自発的な予防文化の醸成

研修後、受講者からは、「自分自身が加害者になり得る可能性」という重要な気づきを得たとの声が上がりました。日頃の言動への意識が高まり、職場全体の相談・報告の風通しを改善しようとする動きが見られるようになりました。また、研修に対する高い満足度から、定期開催を望む声も挙がりました。

受講者の声(抜粋)

  • 「自分が被害者になることばかり考えていたが、自分がそんなつもりがなくても加害者になっている可能性もあることから、日頃の言動や行動にもっと気をつけていきたいと思った。」
  • 「私自身も知らず知らずのうちにそのような行動をとっているのではないかと自分自身を振り返るきっかけをいただきました。」
  • 「マインドフルネスやアサーティブ表現も取り入れていきたいと思いました。もしハラスメント被害に遭っている人がいたら相談に乗れたらいいなと思います。同期と学びを共有できて安心した。」
  • 「メンタルヘルスの資格も検討しているので活用させていただきます。ありがとうございました。」

写真・資料

担当コンサルタントから一言

この度は重要な取り組みを弊社にお任せいただき、心より感謝申し上げます。受講者一人ひとりがハラスメント・メンタルヘルスを自分事として深く内省し、「主体的な予防者」としての意識を高めてもらえたかと思います。貴社の組織文化の継続的な強化を今後もサポートいたします。

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