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支援事例

教育研修

昇格を成長の機会に!階層別研修で育む、主任・係長の活躍を促進

【業種・業界】
商社
【エリア】
中越
【企業規模】
401~500名以下

【導入】主任昇格者、係長昇格者に向けた「次なる成長」を促す階層別研修

新潟県に拠点を置く産業資材の総合商社A社様は、長年の経験を持つ社員が多数活躍されています。入社10年で主任、20年で係長というキャリアパスがあります。

しかし、これまで昇格時には体系的な研修が実施されておらず、各役職で求められる役割認識やスキルの習得が個々の社員に委ねられていました。そこでA社様は、主任や係長に昇格する、あるいはすでに昇格している社員の皆様が、新たな役職でさらに活躍できるよう、私たちにご相談くださいました。社員が自信を持って次のステージに進めるよう、研修プログラムの導入を目指しました。

【課題】役割認識と部下育成・コミュニケーションスキルの強化

A社様における主な課題は、昇格した社員がその役割に求められる能力を十分に発揮できるようサポートすることでした。今回の研修は、主任・係長への昇格時研修として導入されましたが、その背景には以下の具体的な課題がありました。

  • 昇格と役割意識のギャップ: 入社年次を基準とした自動昇格制度だったため、昇格する社員が新たな役職に求められる役割をスムーズに認識し、前向きな意欲を持って職務にあたるためのサポートが課題となっていました。
  • 部下指導力の強化: 係長は一人当たり4~5名の部下を持つケースが多く、主任も含め、実践的な部下指導スキルの向上が求められていました。
  • コミュニケーション能力の底上げ: 職種に関わらず社内外とのやり取りが多いため、全体的なコミュニケーション能力の強化が急務でした。特に部下との接し方やコミュニケーションの取り方については重点的な強化が必要でした。
  • マネジメント基礎の習得: 今後管理職を目指す立場として、マネジメントの基礎的な内容を学ぶ必要がありました。ティーチング・コーチングについても理解を深め、部下育成に活かせるスキル習得が求められました。
  • キャリアの方向性再確認: 長年のキャリアの中で、自身の目指すべき方向性を見失いがちな社員もいるため、自身の目標設定について考える機会が必要とされていました。

これらの課題に対し、A社様は、昇格する社員が会社の中核を担うリーダーとしてさらなる活躍ができるよう、体系的な研修導入を決断されました。

【施策】主任・係長向け実践力向上プログラム

A社様の課題に応えるため、私たちは主任・係長クラスの社員を対象とした階層別研修を企画・実施しました。この研修は、すでに昇格している方も含め、2つの階層、2つのエリアで計4回に分けて実施することで、より多くの社員が参加できるよう配慮しました。

研修では、各役職の役割を再認識し、現場で活かせる実践スキルを習得するよう設計。座学だけでなく、ワークやディスカッションを通じた「体感型学習」を重視し、異なるエリアの社員交流も促進しました。

◆主任研修の内容

主任研修では、無意識の偏見への対処法、会社の中核を担う上で不可欠な主体性・協調性・判断基準を深掘りしました。さらに、効果的なアサーティブコミュニケーション、正確な報告・相談のポイント、そして信頼関係を築く傾聴力を習得いただきました。

係長研修の内容

係長研修では、部下指導や目標設定を含むマネジメントの基礎を体系的に学びました。部下との円滑なコミュニケーションと成長を促すフィードバック方法、そしてコーチングやティーチングをロールプレイを通じて習得。自身の目標設定に加え、部下の目標設定支援についても理解を深めました。

【受講者の声】自己成長への意欲と実践への手応え

今回の研修にご参加いただいたA社様の社員の皆様からは、多くの前向きなご意見をいただきました。研修が自身のキャリアや日々の業務にどのように役立つか、具体的なイメージを持っていただけたことが伺えます。

  • 「主任職として、今後会社をより良い方向に向かっていけるよう勉強させていただけた。講師の方の技量が素晴らしく、飽きも無く、続きが気になる進行だった。表や図を使い分かりやすく説明も丁寧でした。」
  • 「内容を聞くだけではなく、ワークを通じて体感しながら学ぶことができ、理解を深めることができました。」
  • 「他県で、あまり交流の薄いエリアの方達とディスカッションを行うことにより、中間管理職としての自分の立ち位置を再確認し、今後の営業人生に活かせると感じました。」
  • 「2日間でも足りない位のボリュームでまた定期的に参加したいと思った。」

これらの声から、研修内容の質の高さや、実践的なワークが受講者の皆様にとって非常に有効であったことが伺えます。特に、普段交流の少ない他エリアの社員とのディスカッションは、自身の視野を広げ、新たな気づきを得る貴重な機会となったようです。

【まとめ】階層別研修で実現する主任・係長の次なる成長

新潟県の産業資材総合商社A社様は、主任・係長への昇格者に対し、課題へのアプローチとして階層別研修を導入しました。私たちは、各役職に求められる役割認識の深化と実践的なリーダーシップ・部下育成スキル習得を目的とした「昇格者向け実践力強化研修」を企画・実施。座学と体感型学習を組み合わせた本研修は、受講者から高い評価を得て、社員の次なる成長を後押ししました。

貴社でも、昇格者への育成課題や人材育成にお悩みでしたら、ぜひ当社にご相談ください。貴社の組織文化と成長戦略に合わせた最適な研修プログラムをご提案し、次世代を担う人材の育成を通じて、組織全体の継続的な成長をサポートいたします。

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